Kuzushi-ji Workshop an der FU Berlin, März 2015

2015年くずし字ワークショップ、於ベルリン自由大学

募集概要

 19世紀日本の「くずし字」を読む―「日記」や「書状」を中心に―

Ernst-Reuter-Gesellschaft 財団

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およびベルリン自由大学歴史文化学部 後援

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ワークショップの目的

今回のくずし字ワークショップでは、参加者自身がくずし字の辞典を扱えるようになること、そしてくずし字に関する基礎知識を得て、頻出されるくずし字や用例に親しむ事を目的としています。

そのうえで今回のワークショップが、国際的に、そして大学や機関を超えた知識交流の場となり、交流ネットワークが促進されることを企図しています。

内容

6日間のワークショップは、4つの部分から構成されます。まず第1日目にくずし字の基礎を学習し、第2日目に明治時代の古文書を扱います。その後3日間は幕末の古文書を扱います。
最終日6日目には、国際シンポジウムを開催します。ここでは、くずし字を学ぶ意義について広く考えていきたいと思います。シンポジウム発表者も併せて募集中です(詳細は申込み用紙を参照のこと、発表言語は日本語か英語)。

これらに加えて、第3日目の午前中にベルリン国立図書館の古典籍特別案内を予定しています。また、ワークショップ開催中に、チュートリアルという形で、荒武先生に自分自身の研究におけるくずし字について、相談する機会があります。

Programm

すべてのワークショップは日本語で行われます(シンポジウムは英語もしくは日本語)。

対象

このワークショップは、日本学に携わる人はもちろん、日本の手書き史料に関心を持つ研究者や学生を対象にしています。講座は、くずし字を学習したことがない人を前提とし、講座の進度は参加者に合わせて進めます。

参加に際して

ワークショップの参加上限人数は、20名です。なお、参加費として50€(史料代・日割り計算はしません)をいただきます。また、ベルリンでの滞在等について御質問等がございましたら、喜んでお答えします。

講師

荒武賢一朗(東北大学 准教授)

荒武先生は2012年(ハイデルベルク)、2013年(シカゴ)の国際的なくずし字ワークショップにてご指導されてこられました。ご専門は18・19世紀日本経済史です。

先生からのメッセージ

このワークショップでは、初めて日本のくずし字を勉強する人から、研究のなかでくずし字解読に挑戦している人まで、日本研究に関心を持っている皆さんと学習をおこないます。具体的には、19世紀の歴史資料をもとに幕末期および明治時代の社会や文化に関する「古文書」の解読をしていきます。幕末期の資料は、当時の書籍(和本)や人々の書いた日記です。また、明治時代の資料は法令などを書いた公文書、そして書状(手紙)を読んでいきます。それとともに、皆さんが日々取り組んでいる研究について、日本の研究動向や資料の所在などをアドバイスしたいと思います。

主催

ベルリン自由大学(会場)
日本学研究所
Hittorfstr. 18
14195 Berlin
www.fu-berlin.de/japanologie

東北大学            
東北アジア研究センター
上廣歴史資料学研究部門

https://uehiro-tohoku.net/guide.html

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